オパール(Opal) 和名:蛋白石 モース硬度:6 誕生石の意味:希望、無邪気、潔白
●10月の誕生石オパールの色・特徴
10月の誕生石オパールは、透明-半透明で、ガラス光沢をもち、透明や白、黄、緑、青、赤と様々な色をもつ宝石です。
遊色効果(プレイオブカラー)と呼ばれる虹色の美しい輝きを持つものが有名です。
揺れ動く虹の色を含んでいるところから、かつては賢者の石と呼ばれました。
特に日本で好まれている誕生石で、白い地色に虹色の輝きをもつものは特に人気があります。
色によって呼び名も様々で、赤いファイア・オパール、白いホワイト・オパール、母岩の間にできるボルダー・オパール、不透明で遊色効果(プレイオブカラー)のないコモン・オパール(またはポッチ・オパール)というものもあります。
特に地色の黒いブラック・オパールは、虹色に輝く遊色効果が鮮明に見られるため、オパールの中で最高の価値をもつとされています。
10月の誕生石オパールは多くの宝石とは違い、水分を含んでいるため、乾燥するとひび割れを生じます。アクセサリーなどに加工されているものは、普通に取り扱っている限り問題ありませんが、宝石店などではよく水を入れたグラスなどと置かれています。
10月の誕生石オパールの名前は、この宝石が美しく光っていたことから、ラテン語で宝石を意味する"opalus"に由来します。
SUPER STONES
●10月の誕生石オパールのお話
10月の誕生石オパールは、古代ローマ時代、虹色に輝くことから希望を意味し、幸せを招く「天使の石」と呼ばれていました。
オパールは美の象徴とされ、当時はダイアモンド以上に珍重されていたそうです。
古代ローマの博物学者プリニウスは、著書博物誌の中で「ルビーよりも柔らかな赤、エメラルドなどの美しさを全て含む輝き」と絶賛しました。
10月の誕生石オパールは、イギリスのビクトリア女王にも愛されていました。ビクトリア女王の母はドイツ人であり、当時、ドイツの王族や貴族はオパールを非常に愛していた事から、ビクトリア女王もオパールにひときわの愛着をしめしたといわれています。
5人の王女が嫁ぐときには、「私のような幸せな結婚生活に恵まれるように」と願い、すばらしいオパールを贈ったと言われています。
●10月の誕生石オパールの効果
10月の誕生石オパールは、かつて「賢者の石」と呼ばれた事もあり、魔術的な力があると信じられています。
虹の輝きから希望を象徴し、幸せを運ぶ石とされています。見る角度によって色を変える事からも、物事を変化させる力があるため、毎日がマンネリ化している人や、現状を変えたいと思っている人にはおすすめの誕生石です。
創造力を刺激し、新しいものを生み出す力を授けるため、クリエイティブな仕事をしている人にもよいお守りとなってくれる宝石です。
10月の誕生石オパールは愛の宝石、キューピッド・ストーン「天使の石」としてもよく知られています。恋愛をしたい人、意中の相手がいる人はこの誕生石を持つ事で愛が叶うと言われています。
水分を含むみずみずしいオパールは、若々しさを保ち、アンチエイジングにも特に効果のある誕生石です。かつて、ブロンドの女性が髪の色を美しく保つために、オパールのネックレスをしていたとも言われています。
10月の誕生石オパールは中世でも貴重な物とされ、眼病に効くとされました。視力を回復し、真実を見極める力がつくと言います。
●10月の誕生石オパールの産地
オーストラリア・メキシコなど