12月の誕生石ラピスラズリ
ラピスラズリ(Lapis lazuli) 和名:瑠璃 モース硬度:5-5.5 誕生石の意味:尊厳 崇高 高貴
●12月の誕生石ラピスラズリの色・特徴
12月の誕生石ラピスラズリとは、ラズライト(Lazurite、青金石)の宝石名です。
青い部分はラズライトから成り、金色の部分はパイライト、その他ソーダライト、アウイン、ノゼアン、カルサイトなどたくさんの鉱物から成る誕生石です。
12月の誕生石の名前は、ペルシャ語で青という意味の"lazward"と、石を意味する"lapis"に由来します。
ラピスラズリは西洋絵画などに使われた顔料、ウルトラマリンの原料とされていました。
ウルトラマリンという名前は「海を越えてきたもの」という意味で、アフガニスタンの原石がヨーロッパまで海路で運ばれたため、そう呼ばれるようになったそうです。
入手困難で精製に手間がかかるため、当時は大変に高価な貴重品として、純金と同じかそれ以上の価値で流通していたようです。
SUPER STONES
●12月の誕生石ラピスラズリのお話
12月の誕生石ラピスラズリは、メソポタミア文明の遺跡から出土するほど歴史が古い宝石です。
エジプトや世界各地で「聖なる石」として大切に扱われていて、ツタンカーメンの黄棺にもはめ込まれています。古代エジプトでは、王族しか持ってはいけない宝石とされていた事もあるようです。
12月の誕生石ラピスラズリは聖書にも記されており、エルサレムの神殿は12種類の石で飾られ、その宝石の中の2番目がラピスラズリであるとされています。ここで記される12種類の宝石は、現在の誕生石の元となりました。
12月の誕生石ラピスラズリは日本も古くから知られている宝石です。古くから瑠璃と呼ばれた誕生石で、仏教の七宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ・珊瑚・瑪瑙)の一つとされて、水晶と共に古くから知られてきた宝石です。空海も守護石として身につけていたそうです。
●12月の誕生石ラピスラズリの効果
12月の誕生石ラピスラズリは、古来より聖なる石とされ、災いを回避して持ち主に最高の幸運をもたらす宝石と言われています。
12月の誕生石ラピスラズリの効果の中で一番に言われているのが、知性に関するものです。
脳の働きを活性化して、知性を増し、直感力を養う誕生石と言われており、勉強、仕事などに効果があります。
受験のお守りとしても良く、新しい技術の開発者、研究者など、インスピレーションの必要な仕事をしている人にもぴったりです。表現力が豊かにする効果もある誕生石なので、会話が苦手な人、人前で話すことの多い人にはおすすめです。
12月の誕生石ラピスラズリは、精神を安定させる効果もあります。小さな事で悩んでしまう人や、鬱の傾向がある人へプレゼントすると、自然と自立への道へ導いてkるえると言われています。
精神的に自立し、頭の回転が早く知性に富み、会話も上手になりたい人へおすすめの誕生石と言えます。
●12月の誕生石ラピスラズリの産地
アフガニスタン、ロシア、カナダ、アメリカ、チリなど