ターコイズ(トルコ石)(Turquoise) 和名:トルコ石 モース硬度:5.5-6 誕生石の意味:成功 旅の安全
●12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)の色・特徴
12月の誕生石ターコイズはトルコ石と呼ばれていますが、実はトルコで採れた宝石ではありません。イラン産の石が貿易にてトルコを経由し、トルコの商人によって地中海方面へ運ばれたため、トルコ石と呼ばれたそうです。
フランス語でトルコの石という意味の”pierre turquoise”が語源と言われています。
乾燥地帯(砂漠)で産出する誕生石です。
12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)の色は白から水色、青、緑など、銅によって発色した不透明な宝石です。
色合いが美しいため、数千年前から装飾品(アクセサリー)などとして利用されてきました。
一般的には、明るい空色から「コマドリの卵色」と呼ばれる青のものが人気があります。
ターコイズ(トルコ石)の内部にライモナイトという鉱物が内包される事でできた蜘蛛の巣のような模様(スパイダーウェーブ、スパイダーネット)が入っているものもあり、石によって様々な表情を楽しめる誕生石です。
人工的にも多く作られており、素材も様々です。よく見かけるのは、人為的に染められたターコイズです。ハウライトという白い石を染めたものは、「ハウライトトルコ、ハウライトターコイズ」などの名前で流通しており、注意が必要です。
SUPER STONES
●12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)のお話
12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)は、古代より多くの文明で愛された宝石です。
古代エジプト、アステカ、ペルシャ、メソポタミア、中国などで装飾品(アクセサリー)などの材料として使われてきました。
エジプトで使用されたターコイズ(トルコ石)で特に有名なのは、ツタンカーメンの墓から発見された仮面です。さらに、指輪、ネックレスなどにも12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)が使われていました。金と一緒にアクセサリーにされたり、ビーズに加工されたものも見つかっています。
アステカでは仮面、ナイフ、彫刻品などにされ、ペルシャでは、12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)を千年以上の間国家の宝石として加工されていました。
建物の外、中を装飾するためにも多く使われていたようです。
●12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)の効果
12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)は、旅のお守りとしてよく知られています。旅に出る友人、家族、恋人などにプレゼントすると、危険から身代わりとなり守ってくれる効果があります。
人生の旅を明るく照らす誕生石でもあるので、先見性を養い、人生における悪いもの、危険からのお守りとしても活用されています。
持ち主に危機が迫るとその色を変えるとも言われています。
海や空の色をした12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)は、持つ人を落ち着かせる効果もあります。ストレスを溜めてしまいがちな人にもよい誕生石と言えます。
●12月の誕生石ターコイズ(トルコ石)の産地
アメリカ、イラン、エジプト、メキシコなど