ペリドット(Peridot) 和名:かんらん石 モース硬度:6.5 誕生石の意味:運命の絆
●8月の誕生石ペリドットの色・特徴
8月の誕生石ペリドットの「ペリドット」という名前は宝石名です。鉱物学的にはオリビン"Olivine"と呼ばれている誕生石です。
少量の鉄やニッケルを含むことで、黄緑色〜緑色、オリーブグリーンとなった誕生石です。屈折率は高く、地球に落ちた隕石のと同じような成分をしています。
大きなものは非常に珍しく、多くは塊状、粒状、砂状で発見される誕生石です。
夜のライトの下で見るとエメラルドのような輝きを発するため、イブニングエメラルドという美しい別名でも呼ばれます。
SUPER STONES
●8月の誕生石ペリドットのお話
8月の誕生石ペリドットは、古代エジプトにおいて国家の象徴である太陽神に見立て「太陽の石」と言われて崇拝されました。
砂漠の元で見るペリドットが非常に眩く、明るく、太陽のような光を放っていたからと考えられています。 暗闇を恐れるエジプト人にとって、太陽のように光を照らしてくれるペリドットは、非常に尊いお守りとされていました。
金と一緒に持つと悪霊から身を守る効果もあると言われ、エジプト王家で装飾品(アクセサリー)として用いられてきた他、国石としても親しまれている誕生石です。
8月の誕生石ペリドットが多く産出されていたトパゾス島は、霧が酷く島を探し出すのが非常に困難とされていました。
その島の名前にちなんで、ペリドットは昔「トパーズ」と呼ばれていました。
この島から採れた石が、エジプトの王家にトパーズとして贈られたという話もあります。
その後、この鉱山を調べたところ、トパーズは発見されず、ペリドットが発見されました。エジプト王家に贈られた石はペリドットだったようです。
平和や幸福を導き、恐れを無くす誕生石だと信じられ、十字軍のお守りとしても使われていました。ドイツのケルン大聖堂にも、200カラット以上ある大きなペリドットが飾られているそうです。
●8月の誕生石ペリドットの意味・効果
8月の誕生石ペリドットは、古代エジプトにて伝えられていたように、太陽の光で人生を明るく照らしてくれると信じられています。
ネガティブになった時、不安や怖れを感じる時に、太陽のような明るく軽やかな気持ちに導いてくれます。
豊かな知恵を授ける誕生石でもあり、身につけると仕事、勉強などがはかどります。
怒りや不安をなくし、内臓の働きを活発にし、筋肉を育て、心身の成長を促す所から子供の成長にぴったりの誕生石と言えます。
夫婦の仲を良くし、家庭円満に導くとも言われています。
8月の誕生石ペリドットは、古来より金と相性が良いと言われ、組み合わせると最高のお守りになると言われています。
●8月の誕生石ペリドットの産地
エジプト、中国、ミャンマー、ブラジル、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなど