タンザナイト(Tanzanite) 和名:黝簾石(ゾイサイト) モース硬度:6-7 誕生石の意味:誇り高き人 冷静 空想
●12月の誕生石タンザナイトの色・特徴
12月の誕生石タンザナイトは、1967年タンザニアで発見された青から紫色をしたゾイサイトの事です。
ゾイサイトの色自体は、褐色、灰色、緑、ピンクなどのものもありますが、タンザニアで発見されたこの宝石は微量のバナジウムを含み、特に美しい青紫色をしていたため、別の名前で呼ばれるようになった誕生石です。
原石は柱状や針状、塊状で発見され、見る角度によって青色や紫色が強くなる多色性という特徴を持つ誕生石です。
タンザナイトの名前は、産出国であるアフリカのタンザニアにちなんで、ニューヨークのティファニー社によって「タンザニアの夜」を意味するタンザナイトと名づけられました。
アメリカを中心に人気に火がつき、世界中で愛されています。大きく、色の良いものは非常な高値で取引されます。
SUPER STONES
●12月の誕生石タンザナイトのお話
12月の誕生石タンザナイトは、前述の通り歴史の新しい石です。
1967年、タンザニア連合共和国・アルーシャ市のメララニ丘で発見された誕生石です。
青紫色の美しい石が掘り出されました。青色の美しい色合いからサファイアかと思われましたが、鑑別の結果ゾイサイトの一種であるとわかりました。
そのため、正しくは、ブルー・ゾイサイトという宝石ですが、今日ではタンザナイトの名前で親しまれています。
12月の誕生石タンザナイトが産出されるのは世界一カ所、タンザニアのメレラニ鉱山のみであるため、非常に希少価値が高く、宝石愛好家の憧れの的となっています。
その後ティファニーによって、タンザナイトの夜になって青から変色した紫色が、同じくタンザニアの山、キリマンジャロの夕暮れ時の夜空の色合いに似ていることから「タンザナイト」と名付けられ、爆発的な人気が出ました。
●12月の誕生石タンザナイトの効果
12月の誕生石タンザナイトは比較的新しい石ですが、一説によると、古代ケルトの民族の間で「霊力を授ける魔法の石」として儀式の道具などに使用されたと言われています。
12月の誕生石タンザナイトを身につけると、正しい判断ができ、物事を思慮深く考える事ができるようになります。
進学や就職などの大きな転機で迷ったときに、冷静な判断力を与える誕生石です。
12月の誕生石タンザナイトの恋愛に関しての効果も報告されています。特に、すでに恋人同士の2人の間を、愛情に流されず、冷静に対等な関係として見て、良きパートナーとなるよう手助けをしてくれる宝石です。
恋愛で迷った時などにも、最も良い道を示してくれる誕生石です。
●12月の誕生石タンザナイトの産地
南アフリカ・タンザニア